太平洋の防波堤

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この本を読んでまず印象に残ったのは、希望をもって植民地に渡った人々が、現実に直面して苦闘する姿です。主人公の一人、二人の子を抱えて寡婦となった母親が、植民地政府の理不尽な搾取に絶望しつつ、必死に闘う姿は心に迫るものがあります。

この本で印象的なのは、植民者の側も一様ではないことです。植民地に入植して成功し、金持ちになった人は多いですが、うまくゆかず貧困と苦難に悩んだ人々も多かったということです。もちろんそれが植民地支配を正当化する根拠にはなりませんが。

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